ついに、妻のお相手を
目撃するに至りました。
それも、
熱烈なシーンを見てしまった。
あのシーンは
生涯忘れることは無いでしょうね。
で、その後、
細かい話はちょっと
省くのですが、
結果として妻は
僕の元に戻ってきました。
執念で現場を押さえたことは
少なからず功を奏したんですね。
Kは、社会的立場を守るのに必死。
けじめを付けたい僕と利害が一致。
まあ、要は、
示談というか、清算というか
そんなことがありまして・・・
元の日々が戻ってきました。
妻は嘘のように元に戻って、
僕の目をまっすぐに見て言いました。
「あなたの大切さが分かったの。
これからはあなたを大事にして
お返しする!」
それを聞いた僕は、こう考えます。
「今回だけは信じよう。
爺婆になっても手を繫いでいよう。
そう誓って結婚したじゃないか」
「愛は意思」という格言が、
脳内を巡っていました。
妻は派遣社員として働いていた
Kが勤めている会社を辞め、専業主婦に。
そして2人は、
幸せな日々を
暮らしましたとさ。
数ヶ月間は。(笑)
まあ、でも、
数ヶ月間でも
付き合った頃のような気持ちで
過ごせたのだから
良かったのかもしれません。
あんなに飲み会に行っていたのに、
夕食を作って
僕の帰りを待ってくれるようになり、
「この幸せを勝ち取った!」
と、噛みしめていましたね。
何度も言いますが、
数ヶ月間は。(笑)
数ヶ月後、
妻は社会復帰すると言い張り、
別の会社に派遣され、
勤めることになりました。
この時点で
嫌な予感はしていますし、
むしろ、確信めいたものが
あるわけですが、
「あなたの稼ぎだけでは将来が心配。
子供ができた時のために私も働く」
と来られては
返す言葉もありません。
「2度としない」
とも言われていましたので、
信頼する、しないの問題にもなる。
ほんと、恋愛はつくづく
惚れた側が弱い。(笑)
てなことで
妻は社会復帰し、
第1ステップと言いますか
早速、飲み会が増え始めます。
そして、
第2ステップ。
「草野球のマネージャーを
やることになった」
というご報告が。(苦笑)
つまり、草野球がある日は
休日でも出かけると。
もちろん、その頃には
男の影がちらついています。
情報漏洩がひどい。
サイバー・テロか!
まあ、妻はある意味、
まっすぐな女性でしたので
「隠し事 ×」
という特殊能力を持っていました。
そして、
幸せな日々はあっという間に
終わりを告げ、
過去味わったあの感覚が
甦ってきたのです。
生活の中で
明らかに行動・言動が
変わってくる。
「怪しい」というか
前回と同じ動きやんか(笑)
学ばないのか、
バレているとは考えていないのか。
「証拠さえ出なければOK」の
大立ち回りなのか。
結婚4年目を迎えた頃、
状況はすっかり
2年目と同じ状況でした。
飲み会が基本。
草野球のため休日も
しょっちゅういない。
で、今回のお相手とおぼしき人物は
なんと、既婚。
それもバツ2。
草野球の4番打者だそうで。
前回はイケメンエリート社員。
今回はスポーツできる系。
ミーハーが過ぎる!
まあ、言ってしまえば明らかに
結婚が早すぎたんでしょう。
まだまだ、遊びたい年頃に
「子供の父として適任」な男性と
「自分のパパ代わり」として結婚し、
案の定、次々と彼氏が出来ているという。
でもね。
結婚したのは
あなたの意志があったからでしょ!
と、言いたくもなります。
家の中はどんどん険悪になりました。
例によって、
僕が何をしても、妻は気に入らない、
というモードに入っています。
旦那に愛されていない理由探し。
相手の男性に、それらの状況が
大盛りに盛られて
届けられていることでしょう。
あー。
なんでこうなるんだろう。
妻の心を引き留められない
甲斐性の無さも
痛感していましたね。
その頃、妻は
異常にダイエットしていました。
どう見ても、痩せすぎなくらい。
体重30kg台まで落としていました。
どうやら、相手男性のリクエスト。
そう聞かされたわけではないですが、
僕がダイエットをリクエストしたことは
一度も無いので。
そして、
不思議なことに、
夕食を作ってくれると、
部活にいそしむ10代の若者が
食べるような山盛りの
ハイカロリーな食事を
僕に出してくれるのです。
僕は年齢も年齢で、
健康面の維持に取り組んでいた事もあり
料理してくれている感謝は述べつつ
「普通の量でいいよ」
ということを伝えていました。
それがね。
妻が何と言ったか。
「あなたを太らせたい」
「そうすれば浮気できない」
「???」
妻と暮らしていると
疑問符がよく出てきます。
果ては、
「私が作っているのに
いつも料理を否定する・・・」
いや情報量が多い!(笑)
ダイエットをしている母親が
空腹の末に、なぜか、
子供に大量に食べさせる、
という話を聞いたことがありますが
もしかしたら、そんな心境?
だったのかもしれません。
ただ、
僕が浮気性みたいに言われると
流石に納得いかなかったのを
覚えていますね。
「何故それを、そっちが言うのか?」
険悪さは家の中に
充満していまして、
頑張って優しくしているつもりでも
全く届いていない。
ましてや、優しくされることはない。
そんな生活が続きます。
そして、ある日。
相変わらずの仕事の疲労や
いろいろな心労が重なったのか、
僕は発熱し、寝込みました。
一戸建ての2階の部屋で
ベッドに横たわっていると、
突然、奇跡が舞い降ります。
妻が冷やしたタオルを持ってきて
額に乗せてくれたんですね。
そして
「ゆっくり休んで」
と、微笑むではありませんか。
なんというか。
「優しくされる」という習慣が
無い中で、急にされると、
一瞬ついて行けないのですが、
次の瞬間には、
「こんな時くらい
ゆっくりさせてもらおう」
僕の脳はその優しさを受け入れ、
久しぶりの安らぎに身を委ねて
眠りについたんですね。
・・・気付くと
夜中でした。
ハッキリとは覚えていませんが
午前1時くらいだったと思います。
2階の部屋から1階に降りてみます。
「○○?」
妻の名前を呼んでみました。
一戸建ての家は広く、
呼んだ名前は少し反響しました。
・・・応答は、ない。
家の中をくまなく一周したのですが、
結論、影も形も無い。
真夜中の家の中で
発熱した自分が、ぽつんと1人。
この時ほど、
4LDK一戸建ての広さを
痛感したことはありません。
さすがに、探しに出て行く気力はなく、
ただただ、朝までぐったりと
ソファに座り込んでいましたね。
翌朝、上司に電話して
午前休をもらい、
探しに出たのですが、
2年前の改札口の時と違い、
全くのノーヒント。
それでも探しに行かずには
いられなかった。
なんとも虚しい行為だったなと
思います。
そんなこんなで
またもやダメージを負ったのですが
2度目ですので耐性が多少付いている。
今回も、解決に向けて
徐々に脳が冷えていくのを
感じましたね。
結婚4年目。
2度目の危機。(当社調べ)
僕の気力は
失われていません。
(いや諦めろよ)
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第八話 決戦前夜!~浮気相手と妻の夜~


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